ジンメン (漫画:カトウタカヒロ)

「ジンメン」ってどんなマンガ?

 

 

 

[タイトル] ジンメン
[漫画作者] カトウタカヒロ
[ジャンル] パニックホラー
[連載期間] 2016年 ~
[ 掲載誌 ] サンデーうぇぶり
[コミック] 最新刊5巻 (2017年11月)

 

 

広大な敷地に100種以上のどうぶつが飼育されている不二サファリワールド

 

その売りは「間近で触れあえる、動物たちとの会話」

 

どうぶつ好きの少年・神宮マサトはゾウのハナヨに涙の別れを告げるも、16歳になるとパーク近くにアパートを借り、この地に戻ってくる……

 

 

 

ハナヨとその飼育員・田中さんと感動の再会を済ますと、幼なじみ・ヒトミと数年ぶりに連絡をとり不二サファリワールドでデートの約束

 

園内にはなぜか人気が全くなく、助けをもとめる悲鳴が

 

とつじょ動物たちが飼育員を襲いはじめる

 

急ぎハナヨの元に駆けつけたマサト。倒れたまま動かない田中さん、田中さんの顔を映し取ったようなハナヨの不気味な顔

 

そしてハナヨの怪力でむしり取られた、サファリワールド園長の首……

 

 

↓【コミック1巻 あらすじ&ネタバレ

↓【コミック2巻 あらすじ&ネタバレ

↓【コミック3巻 あらすじ&ネタバレ

↓【コミック4巻 あらすじ&ネタバレ

↓【コミック5巻 あらすじ&ネタバレ

 感想と評価

 

動物たちが大暴走、人間を襲い食らうパニックホラー

 

人間の顔が映し取られた獣の顔は悪夢そのもの。飼育員たちをバラバラに解体してむさぼり食らう、人間の顔で、不気味な笑顔で……

 

カタコトながら人間の言葉を使いはじめ、時間が進むにつれどんどん流暢に

 

知恵も人間並に回るようになり、犬・猫は学校で教科書を読みあさり、サルは人間を解体して食肉加工するという衝撃的なシーンまで

 

サファリワールド周辺の住宅街は、生き地獄へと化してゆく……

 

 

 

そんな感じで途中まではめちゃめちゃ怖い

 

ただ1巻最後で、園長の顔をしたブタが「日本国から独立、動物公国を樹立」を宣言すると同時に、富士山を囲む真円状の断崖が出現するのを見ると「???」

 

さらにスクープを撮りにきた各局のヘリが「電子機器の障害」で次々墜落。断崖の溝から「電磁波」が出ているとのことだけど……

 

人間のテクノロジーを越えることをしちゃったら、それはもうファンタジー

 

ぶっ飛んだ設定にしすぎてホラー感を台ナシにする作品はままあるけど、このマンガも若干その傾向があるような気がする

 

まあ、動物がジンメンに変化すること自体ファンタジーだけど、それはストーリーの根幹部分、例外中の例外ってことで

 

 

 

そんな感じで1巻終了、2巻になるとその内容はさらに過激に

 

「断崖が出来た理由」とかどうでもよくなるくらいに。ネズミが人間を人質に人間を狩ったり、雄パンダと小ギャルパンダがラブホでセックスしていたり

 

締めは頭が薄い中年ゴリラと七三分けゴリラによる臓物飛び交う大虐殺……

 

つまるところ、ストーリーの面白さよりも「怖いもの見たさ」で読んでしまうマンガなんだな。でもその「怖さ」もおそらく2巻で最高潮、3巻以降はどうなるんだろう?

 

B級ホラー映画のごとくご都合主義でツッコミどころ満載のこのマンガ、でもスプラッタホラーとしては秀逸なほうだと思うよ

 

 

私的評価 星4つ

 

 

 

 あらすじ&サンプル画像

 

 

● 第1話 異変

 

子供の頃にひっこして以来、数年ぶりに不二サファリワールドに戻ってきた神宮マサト(16歳)しかし「どうぶつたちの反乱」に巻き込まれてしまう……

 

 

 

● 第2話 ハナヨ

 

「マザドぐん」とカタコトの日本語で語りかけてくるハナヨ。その顔は、飼育員の田中さんの顔を映し取ったような不気味なもの=ジンメンに変貌していた

 

そのハナヨの脇で倒れている田中さん

 

まだ息のある彼を助けるため、マサトは自らおとりとなりハナヨを呼び寄せる。命がけで。その間ヒトミ(マサトの幼なじみ)が田中さんをリヤカーに乗せ運び出す

 

しかし脅威はハナヨだけじゃない、人間の腕をくわえたキリンなどジンメンと化した動物たちが彼らを食らおうとその後を追ってくる

 

その光景は、まさに地獄絵図……

 

 

 

● 第3話 拡大

 

間一髪、不二サファリワールドを脱出したマサト・ヒトミ・田中さんの3人

 

とりあえずパーク近くのマサトのアパートへ

 

しかしそこにもまた、サファリから抜け出したと思われるヤギのカラダに人間の顔を移植したかのような不気味なジンメンの姿が

 

大家の飼い犬・豆柴のマメタロウが襲われている間に逃げる3人

 

背中を食いちぎられ動かなくなったマメタロウ。その顔は人間の子供のように変貌「おぎゃぁ、おぎゃぁ」と泣きはじめ……

 

 

 

● 第4話 警察

 

町を歩くと、あちこちにジンメンに襲われた人間の血しぶきの跡

 

サファリ周辺は一瞬にして人影ひとつない廃墟に

 

そんな光景を目の当たりにしながら、警察署にかけこむマサト・ヒトミ・田中さんの3人。しかし頼りの警察もジンメンに襲われもぬけのカラに

 

署内を闊歩していたのはマサトが名付け親の鹿・ジュン……だったもの

 

ジンメンに変わり果てていた

 

ジュンはその鋭いツノでマサトのお腹をひと突き。その傍らで脅えていた警官はスキをついて拳銃を発砲、ジュンを射殺する……

 

 

 

● 第5話 囮

 

重傷を負いながらも警官を味方につけたマサトたち

 

しかしこの警官、どうしようもないクズだった

 

自分がおとりになると見せかけマサトたちをパトカーに乗せたらサイレンを鳴らせる。ジンメンの注目を彼らに向けさせてのち、ひとり別のパトカーで逃走してしまう……

 

 

 

● 第6話 傷

 

パトカーの中でジンメンに囲まれたマサト・ヒトミ・田中さん

 

ここでタイミングよく猟師のおじさん・山村さんが登場。猟銃でジンメンを蹴散らし、彼らを軽トラ乗せてその場を脱出

 

避難所に指定されている小学校へと向かう

 

道中、潰れたパトカーとカンガルーに首をへし折られる裏切り者(警官)の姿が。カンガルーは「はこんでもおっか」と警官の死体を軽トラの荷台に叩きこむ……

 

 

 

● 第7話 錯乱

 

小学校の体育館は食肉加工場のごとく、元は人間らしき肉塊が多数つり下げられていた

 

その場にいたのは巧みな包丁さばきのチンパンジー、マサトたちに襲いかかる。錯乱して発砲する山村さん、下半分がない孫の死体とともにその餌食に……

 

3人は、チンパンジーから逃れるため校舎の中へ

 

しかし中は中で、教科書を読みあさるイヌ・ネコがひしめいていた。死んだはずのマメタロウも交じり「にんげんをころせ」と襲いかかる……

 

 

 

● 第8話 再会

 

そこに現われたのはゾウのハナヨ。犬猫ジンメンの動きを制止して校舎に、マサトのいる所に突っ込んでくる。コンクリートの壁を突き破り、天井をぶち抜きながら……

 

追いつめられ「どうすれば許してもらえる?」と語りかけるマサト

 

数時間前とはうってかわって流暢にしゃべるハナヨ「もう戻れないのよ、じゃぁね」とコンクリート片を抱えた鼻をふりあげる……

 

 

 

● 第9話 ジンメン

 

ここでタイミングよく「ノルマは達成された集合せよ」と、ジンメンが流しているらしき町内放送。振りあげた鼻を下ろし静かに引き返してゆくハナヨ

 

間一髪、命をながらえた3人……

 

今までつながらなかった携帯電波も回復

 

スマホを開くと、園長の顔をしたブタが「これより不二山(富士山)一帯は日本国から独立、動物公国を樹立する」と全国に向かって宣言する放送の最中

 

さらに「動物公国」は、不二山(富士山)を中心に直径数十キロほどの真円状の断崖で囲まれていた……

 

ジンメン 1巻 画像1 ジンメン 1巻 画像2

 

 

 

コミック2巻(第10~20話)

 

 

● 第10話 死傷者

 

子供の頃からどうぶつ好きで、人間よりもサファリの動物たちが友達だったマサト

 

ある日、いじめっ子から「動物と話せるってアレ、本当はウソなんだろ?」と脅えるように迫られる。この異変は数年前から始まっていた……?

 

 

 

● 第11話 SOS

 

深いガケに囲まれ逃げ場のないことを知ったヒトミ、へたり込んでしまう。そんな彼女を元気づけるマサト、2人の仲が上手くいくよう後押しする田中さん

 

そこに現われたのはスクープを狙う各局の報道ヘリ

 

校舎の屋上からSOS信号を出す3人。しかし溝の上に差しかかると電波障害が発生、平衡をたもてなくなり次々墜落してゆく……

 

 

 

● 第12話 墜落

 

そんな中、奇跡的に助かったジャーナリスト・チエさん

 

「死んだ2人のためにも、意地でも情報をもち帰らないと」とマサトたちと共に不二山の麓にある自衛隊駐屯地をめざすことに……

 

 

 

● 第13話 鼠

 

ひとっこ1人いない田舎道……かと思いきや、水田で作業するおじさんたちの姿が

 

しかし彼らが「こっち来ちゃダメ……」と叫ぼうとした瞬間、首から血しぶきを上げ絶命。ネズミに頸動脈を食い千切られていた

 

ネズミの群れに追いつめられたマサト・ヒトミ・田中さん・チエさんの4人……

 

 

 

● 第14話 家畜

 

ここで機転を利かせたマサト「ネズミは嗅覚も聴覚も鋭いけど、視界は1mほどしか見えないはず」とドブの中で息をころす

 

何とかネズミをやり過ごすも、今度はネズミに脅されトラックで運ばれる集団を目撃

 

彼らが運ばれた先は牧場。人間を家畜として飼いならし使えなくなったら食肉加工、人と家畜が逆転した地獄のような光景だった……

 

 

 

● 第15話 ラブホ

 

人間牧場からひとり脱出に成功した青年・矢口くん、マサトたちと合流すると、一晩を過ごす宿としてラブホテルに案内する

 

しかしこの男、案の定どうしようもないクズだった

 

みんなが寝入るとヒトミをレイプしようと彼女のベッドに潜りこみ……

 

 

 

● 第16話 情交

 

マサトに殴り飛ばされ、追い出された矢口

 

股間をギンギンにさせたまま盛るカップルの声に誘われフラフラと、向かった先で見たのは雄パンダとギャルパンダの交尾シーン

 

交尾を邪魔されたパンダ、怒り狂って矢口に襲いかかり……

 

 

 

● 第17話 罠

 

矢口の死体が残るラブホを後にし、自衛隊駐屯地をめざす4人

 

食事もままならない彼らの前に、運よく全く荒らされていないコンビニが

 

しかしこれはジンメンが仕かけたワナ。タイミングよく現われた人間がネズミに操られていると見抜かれると、今度はウシの大軍が突撃してきて……

 

 

 

● 第18話 駐屯地

 

ヒトミとチエさんをかばったマサト、牛の突撃をもろに食らい気絶……

 

しかし目を覚ますとなぜかジンメンの姿はどこにもなく、連れ去られたでもなく、なぜかコンビニに放置されたまま助かった4人

 

そこに現われたのは、包丁を棒の先にくくりつけたヤリで武器した集団、適度に日焼けした顔に人間らしい笑顔をにじませるリーダー勝俣さん

 

彼らとともに自衛隊駐屯地をめざすことに……

 

 

 

● 第19話 臭い

 

無事、駐屯地にたどりついた一行、隊員に案内されて敷地内へ

 

駐屯地の人間と顔見知りらしく親しげに言葉を交わす田中さん。「君がひっこした後に入ってきたサファリの職員だ」とごまかすが……

 

ここでタイミングよく自衛隊のヘリが到着

 

しかし「野生のカン」が働いたマサト「血の臭い」をかぎつけるとダッシュで格納庫の扉へ。扉の中には、ゴリラ数体と自衛隊員らしき死体の山が……

 

 

 

● 第20話 殺戮

 

駐屯地はすでに、ジンメンに支配されていた

 

パニックになって逃げ出す人々を追い回しその角で貫いてゆくサイ。すさまじい力で次々投げ飛ばしひき千切ってゆくゴリラ

 

内臓まみれの殺戮劇のはじまり……

 

そんな中、馴染みのゴリラ・ベンケイに飛びつき止めようとするマサト

 

「この力、まだ人間のままなのか……田中さんも甘い」と意味深な言葉とともにマサトを投げ飛ばし踏みつけるベンケイ

 

しかしそれ以上は危害を加えずその場を去ってゆく

 

田中さんが「ジンメン側」であることはもはや明白、決断を迫られたマサトは……

 

ジンメン 2巻 画像3 ジンメン 2巻 画像4

 

 

 

コミック3巻(第21~31話)

 

 

● 第21話 計画

 

ベッドの上で目を覚ましたマサト、そこは牢獄のような殺風景な部屋だった

 

目の前には田中さんひとりだけ

 

「2日はかかったな…だが起きてよかった」と現状を語りはじめる

 

「ゴリラのジンメンが離陸したヘリに飛び乗り機体が損傷して墜落、全員無事だったのは幸いだ。みんなこの地下施設に監禁されている」とのこと

 

「信じられるか!」とあからさまに疑うマサト

 

田中さんは「ジンメン計画」の全貌を語りはじめる……

 

人類が知恵とコミュニケーションを武器に発展してきたように、動物にも顔(表情)をつけることで進化をうながす、国ぐるみの計画

 

その研究施設として選ばれたのが不二サファリパーク

 

「ジンメン化は血液感染するため、最後の防衛ラインとして例の大溝や、それを覆う電磁波が作られたのだろう」と予測も交えて語る田中さん

 

「だからこんな施設(今いる場所)も許されたのだろう」と……

 

 

 

● 第22話 洗脳

 

墜落の衝撃で意識を失ったままのヒトミ、その看病をするチエさん。その他、生き残った人々はこの施設でジンメンたちに囚われの身だった

 

自衛隊で唯一生き残った日下部さん

 

彼もジンメン計画の一員らしく、勝手にマサトに内情を漏らす田中さんに食ってかかるもあとの祭り。ジャーナリストのチエさんにも知らてしまう……

 

 

そこに現われたのはゴリラのジンメン

 

イスにテーブル、お肉が盛りつけられたお皿、意外ときちんとした食事を用意してくれるジンメンたち。しかしそれを口に運ぶ人間の表情はどこか獣じみていた

 

「どうせ他に生き残るすべは無いのだから」とその肉に口をつける勝俣さん。人が変わったようにジンメンたちに従順に

 

命令されるまま「食用」の人間の死骸に喜々として解体しはじめる……

 

 

 

● 第23話 空腹

 

ジンメンから提供される食事が「まともなものじゃない」ことは知りながらも空腹に耐えかねた人々、その肉を口にする者がポツポツと増えはじめる

 

一方、子供をお腹に宿した勝俣さんの妻・ミヨさん

 

お肉を口にねじ込もうとする彼の指ごと噛んで拒絶「私まだ人間でいたいから」と……

 

「いっそこのまま死んだほうがマシよ!」と叫ぶ彼女に「わかった、ならいらない。死ね」とその首を締めあげるゴリラのジンメン

 

そこに、ゴリラジンメンの圧倒的体格をいとも簡単に殴り飛ばすヒーローが登場……

 

 

 

● 第24話 ジュウメン

 

吾郷と名乗るその男、田中さんがモールス信号で呼び寄せた「応援」とのこと。たった2人で監視についていたゴリラたちを制圧、監禁されていた人間を解放する

 

しかし、どうやら普通の人間ではないらしく、吾郷の仲間の女性・印藤が怪しげな薬を注射するや筋骨隆々のケモノのような姿に

 

吾郷いわく「俺たちジュウメン」

 

ジンメン計画の過程で、動物たちの暴走を抑えるために作られた人間兵器だった……

 

 

 

● 第25話 愛と悲しみ

 

施設からの脱出をはかる彼らの前に立ち塞がったのはジンメンの食事を食べて洗脳された人々。人間の心を完全に失ったか、何ためらうことなく発砲・射殺

 

さらに後ろからは、刀をたずさえた勝俣さんとゴリラ数体

 

さっきの続きか、ミヨさんを手にかけようとするゴリラ。首を絞めあげられながら「この子だけは…たすけて…パパ」と息絶え絶えに吐き出した彼女

 

我が子を守りたいという動物の本能か、とつじょゴリラに刃向いはじめた勝俣さん。ミヨさんに手をかけたゴリラの腕を切り落とす

 

最後は愛する妻と子の盾となり、背後から吾郷に射殺され……

 

 

 

● 第26話 戦場

 

勝俣を射殺した吾郷にかみつくマサト、しかしここで目を覚ましたヒトミから「マサトっ、生きてるの? 首が折れて…死んだはずじゃ」と衝撃の一言

 

「?」なマサトに「ボウズ、お前はもう人間じゃねえんだ」との吾郷の言葉

 

しかしその意味を問いただすヒマもなく地上に到着。タイミングを計ったようにハナヨとその他ジンメンたちの襲撃が……

 

 

 

● 第27話 覚醒

 

さっそく反撃に出る吾郷・印藤・三美のジュウメン組み3人

 

この施設で奪取した例の怪しい薬を打つやケモノのような姿に変身。ネズミがまき散らす手榴弾をものともせず、襲いかかるジンメンを次々撃退

 

しかしここでジュウメン化した印藤の様子に変化が……

 

 

 

● 第28話 錯乱

 

「アツい…」と訴えたまま動かなくなった印藤

 

ハナヨの一撃をくらい吹き飛ばされたところ、突撃してきたサイの角に貫かれ、されるがままのサンドバック状態に

 

同じく様子がおかしくなった吾郷。応援にかけつけた脱出組のひとりの頭をつかむや、力まかせにねじり取ってしまう

 

この施設で奪取したジュウメン化をうながす薬

 

彼らが奪いに現われることを見越したジンメンに細工されていた……

 

 

 

● 第29話 迷い

 

ジンメンが仕かけたワナ「濃度2倍のジュウメン化薬」を打ってしまった吾郷たち。獣化が進みすぎて最強の武器であるマシンガンをつかめない

 

形勢逆転してハナヨになぶられる一方に

 

そんなハナヨの前に立ち塞がったマサト「俺は、おまえの本当の気持ちが知りたいんだ!」と我が身を投げ打ってハナヨに飛びかかる……

 

 

 

● 第30話 本音

 

人間の味方であるべきか、動物の味方であるべきか、答えを見いだせないマサト

 

そんな彼に「あなたそれでも人間なの?」と叱責するハナヨ。ジンメン化したとはいえ共に過ごした日々を忘れてはいなかった

 

「サファリだけでよかったのに…みんな一緒のあの時間が…友達とすごせる幸せだけが全てだったのに」とその本心を打ち明ける……

 

しかしここでジュウメン化していなかった三美(吾郷の仲間)がハナヨを狙撃

 

倒れたハナヨにジュウメンたち(吾郷と印藤)が襲いかかり……

 

 

 

● 第31話 永遠の別れ

 

完全に理性を失っている吾郷と印藤、ハナヨだけでなくマサトにも襲いかかる

 

その前に立ち塞がったハナヨ。三美の狙撃を何発もくらいジュウメンたちになぶられながら、マサトの盾になったまま息絶える

 

「わたし…マサトくんに会えて…嬉しかった」と最後の言葉を残して……

 

ジンメン 3巻 画像5 ジンメン 3巻 画像6

 

 

 

コミック4巻(第32~42話)

 

 

● 第32話 遺言

 

ハナヨの死とともに解放されたマサトの「力」

 

それがどんなものなのかは分からないまま、辺り一帯の木がなぎ倒されていた。かけつけた田中さんとヒトミ、ハナヨの遺体のそばで横たわるマサトを発見

 

その手にはハナヨが書いたであろう手紙、不二サファリワールドの地図にでかでかと書かれた「サファリへまたきて。助けて」の文字……

 

 

 

● 第33話 希望

 

ジュウメン化が進んだ吾郷と印藤の行方は知れないまま、日下部たちと合流

 

そこでチエさん、ハナヨの手紙を「これ、ごく最近書かれたもののように見えるんだけど」と指摘「サファリに戻ってこい」というメッセージではないかと

 

「もしかしてジンメンを元に戻す方法がサファリにあるのでは?」と希望を見出した4人(マサト・田中さん・ヒトミ・チエさん)サファリへと戻ることに……

 

 

 

● 第34話 服従

 

町に戻った4人はその光景にが愕然

 

公然と吊るされた人間の死体(食用)に整然と群がりむさぼるジンメンたち。商店街はまさに地獄絵図と化していた

 

さらに首輪とリードを付けられた人間2人、まるで犬に散歩させられているような姿で

 

きょろきょろと辺りを見回し「見つけた!」と叫ぶや茂みから飛び出す人影。人間を使って人間を見つける、狡猾なジンメン犬による狩りの手法だった

 

その様子を隠れて見守っていたマサトたちの肩をポンと叩く人物が……

 

 

 

● 第35話 邂逅

 

ヒトミの肩をポンとたたいたのはクマ助。マサトとヒトミの小学生時代のクラスメイトで、マサトを人嫌いに追い込んだ張本人、いじめっ子だった

 

「この辺りにジンメンはどれくらいいるの?」

 

「さっき追われていたのもあなたの仲間?」

 

責めるように問い詰めるヒトミを「いい加減にしろ!今はどうやってここから離れるか考えるべきだろう!」と一喝した田中さん

 

「走れる車ならあるぞ」とクマ助に案内されて向かった先には、ジンメンに襲われパニックったと思われる多数の車の事故現場が……

 

 

 

● 第36話 母親

 

ケーブルでバッテリーの復旧をはかる田中さん

 

その間、ヒトミと口論になり「るぅせえな!てめえらには関係ねえだろう!」と車のドアを開いて中に逃げ込もうとしたクマ助の足元に転がったのは人間の首

 

愛する息子(クマ助)をジンメンの襲撃から逃がすため、ひとり車の中でカラダを張りつづけた母親のなれのはて……

 

母の首を抱きしめて泣き叫ぶクマ助

 

その前に現われたのは、さきほどジンメン犬に追われていた人間。囮に使われ捕まってしまったその男、今度はジンメン犬の手先となりクマ助を探しに……

 

 

 

● 第37話 葛藤

 

せっかく復旧させた車を囮に、ジンメン犬たちをまいた一同。クマ助が「ねぐらにしていた」という廃墟に逃れて数日ぶりの食事(地下倉庫で見つけた救命食糧で)

 

一息つくと、クマ助に絡んだことを詫びるヒトミ

 

昔のわだかまりを残しつつも、助けてくれたことへの感謝を述べるマサト。十年の時を経て、ようやく和解に至ったかつてのクラスメイト3人……

 

しかしそこに現われたのはクマ助が囮に使った男・韮河

 

元はクマ助の連れ、当然この場所も知っていた

 

多数のジンメン犬をひき連れマサトたちをとり囲む。さらに凶悪なジンメン・羆(ヒグマ)のグリゴローまでその場に現われて……

 

 

 

● 第38話 羆

 

元はサファリで飼われていたグリゴロー、ジンメン計画が始まる前に飼育員を数人に大ケガ負わせて山に逃げたという折り紙つきの猛獣

 

「うるちゃい」と一撃で韮河の首を薙ぎ落とすやマサトたちに襲いかかる

 

しかし腐った床をふみつけたグリゴロー、床をつき破り一気に地下倉庫へと落下

 

間一髪ピンチを逃れた一同、クマ助を仲間に加えサファリパークへ……向かおうとするその前に立ち塞がったのは大したダメージもなさそうなグリゴロー……

 

 

 

● 第39話 友達

 

「あれは痛かったよぉ…おまえら絶対ゆるちゃない!」と襲いかかるグリゴロー

 

突撃した先にあった車はグチャグチャに潰れ、その怪力で手近にある車を投げ飛ばし……空手の人間にどうこうできる相手ではなかった

 

車から転げ落ちたクマ助の母の首を見るや「あ~わかたぁ!おまえあの生き残り!うるさかった女の子供ォ!」と嘲笑の言葉をあびせかける

 

怒りで我を忘れたクマ助

 

グリゴローに殴りかかるもカウンターを食らい腸がドピュっと

 

そんな状態にも関わらず最後はみずから囮となりグリゴローを制止「おまえは…生きろ…」と車に逃げ込んだマサトたちを送り出す……

 

 

 

● 第40話 決意

 

「ハナヨだけじゃないっ、クマ助もだ!絶対みんなの命をムダにしないっ!ゼッタイに……」友達の死を悼みながら、決意を新たにサファリパークに向かうマサト

 

しかしそんな彼らの様子を秘かに探っていたジンメン・ホエザル。その野生能力を使ってサファリにいる上層部に一部終始をご報告

 

その報告を受けたのは、ジンメンのボスと思われる元園長の顔をしたブタ

 

「また面白いものが見れるわよ」と新たな刺客を差向けるのであった……

 

 

 

● 第41話 河馬

 

マサトたちにけしかけられた刺客、それはカバ

 

重量級の図体に反して、時速40キロで走り人間を襲う恐ろしい動物

 

うしろから追いかけてきたカバの突撃を食らい吊り橋から河に落とされたマサトたちの車、さらに河の中でもカバに囲まれ絶体絶命の大ピンチ

 

しかしそこに駆けつけたのは自衛隊の戦車、砲弾でカバの群れを追い払う……

 

 

 

● 第42話 飼育員

 

戦車を操っていたのは異形の男・永長(キリンのジュウメン?)とその仲間、安堂と李

 

田中さんと同じ飼育員、吾郷たちを探しているという

 

しかし、マサトが作ったハナヨのお墓を「ジンメンたちが建てたのかしら、ムカついたからぶっ壊してきたけど」との発言に怒り爆発、激しい口論に

 

「この子も計画の一部あんだから」と矛をおさめる永長に、吾郷のセリフ「おまえは普通の人間じゃない」を思い出したマサト

 

「やめろぉっ!」と制止する田中さんに構わずその意味を問いただす

 

永長いわく「あなたはジンメン計画の研究者たちに作られた人造人間なの」と……

 

ジンメン 4巻 画像7 ジンメン 4巻 画像8

 

 

 

コミック5巻(第43~53話)

 

 

● 第43話 何者

 

「あなたは受精卵の段階で遺伝子操作された子供なの」

 

永長の告白に「意味がわからない」と頭をかかえるマサト

 

必死になって否定する田中さん、しかしそれは永長の言葉が真実であることを暗に示していた。隠すことを諦め「ああ、あいつが言っていることは全て事実だ」と……

 

 

茫然自失のマサトに「とにかくあなたは計画の最重要人物。死なれたら困ります」と力づくで連れ帰ろうとする永長とその部下2人、安堂と李

 

そこで割って入ったヒトミ

 

「サファリには事態を解決するための糸口があるんだって!」

 

ハナヨが残した手紙を見せる

 

ジンメンであるハナヨがマサトの側に付いたことに驚いた永長

 

「この子だから説得できたのかしら」とマサトに利用価値を見出し、手持ちの戦車で共に不二サファリワールドを目指すことに……

 

 

 

● 第44話 入園

 

戦車の砲撃で入場口を破壊、あっさりとサファリへの侵入に成功する

 

園内にもジンメンの姿はなく、その代わりに彼らの前に現われたのは檻に閉じ込められた人間たち。しかしその姿は普通の人間とは言い難い、異形に変貌していた

 

そしてモニター越しに現われたブタ園長

 

「せっかく来たんだし、まずは楽しんでいって。お友達とのふれあいを!」と檻に閉じ込められた異形の人々を解放するや、まっしぐらにマサトたちに襲いかかり……

 

 

 

● 第45話 なれの果て

 

「そいつらジュウメンになり損ねた人間っ、獣化人間を作る過程で生まれた失敗作よ!普通の人間なんてバラバラにされてしまうわ!」

 

マサト・田中さん・ヒトミ・チエさんに戦車に乗るよう促した永長

 

ジュウメンのなりそこないたちを、容赦なく戦車で押し潰してゆく

 

彼らにもまだ人間だった頃の記憶が残っているらしく「ごめんさとみ…ごめんさとみ…おれだけにげ……」と懺悔の言葉をつぶやきながら……

 

 

 

● 第46話 LAM

 

ジュウメンもどきの圧倒的数に加え、自爆するようにセットされた爆弾

 

前進をあきらめ、一時撤退を決意する永長

 

ところが、今度はLMA砲(ロケットランチャー)を装着したジンメンたちに囲まれてしまう。ロケット弾の一斉掃射に絶体絶命の大ピンチ……

 

 

 

● 第47話 穴

 

後退しながらロケット弾をかわす永長

 

しかし全てをかわすことなど出来るはずもなく、装甲を貫かれるのも時間の問題……そこで田中さん、マンホールの上に移動するよう指示

 

戦車大破と同時に、地下へと逃げ込むことに成功する

 

しかもそこはサファリワールド中枢へとつながる通路のひとつ。地下200階にも及ぶ巨大な研究施設だった。とりあえず、チエさんの提案で資料室で情報収集することに……

 

 

 

● 第48話 悲しき真実

 

ジンメンも人影もない広々として地下施設

 

慌てて逃げ出したと思われるとある部屋で、パソコンとIDを発見したチエさん。データベースにアクセスしてビックリ、記録ファイルは戦前から(1929年から)続いていた

 

超法規的措置により、戦前から続いていた非人道的な実験の数々に……

 

 

そして出てきたのはマサトの記録

 

「実験体N-2034、神宮所長が身元を引き受けたことから戸籍上の登録は神宮マサト……経過を見る限り、動物の種分類に限らず思考を読み取っているようだ……

 

実験体N-2034の北海道研究所への輸送は中止…研究は無期限の凍結となった…」

 

マサトの直近の7年間の記憶は「作られたもの」であることが判明する……

 

 

 

● 第49話 狼狽

 

衝撃の事実に、ショックで意識を失ってしまったマサト

 

一方、データベースで情報収集を続けるチエさん、人間の研究者が作ったと思われるジンメン拡散時の緊急時対策マップを発見

 

事態を収拾するための何らかの装置が隠されていると思われ……

 

ここで目を覚ましたマサト、しかし声をかけたヒトミに脅えたような表情を見せると、その場からひとり逃げ出してしまう……

 

 

 

● 第50話 幼馴染

 

「あんなのは俺じゃない…俺の本当は…本当のオレはどこにあるんだぁぁぁ!」

 

雄叫びあげながら、駆け回るマサト

 

近づく田中さんを拒絶し、手を差し伸べるヒトミを突き飛ばし、永長を一喝して、最後はヒザをかかえて自分の殻に閉じこもってしまう……

 

 

 

● 第51話 追憶

 

何もかも、自分の記憶すら信じられなくなったマサト

 

そんな彼の手を優しく握ったヒトミ

 

子供のときの思い出、ヒトミが足を滑らせて転落して猛獣に襲われかけたとき、マサトが助けに駆けつけたときのエピソードを語りはじめる……

 

「覚えているでしょ? あの時に気持ちまでウソだなんて言わないで」と……

 

 

 

● 第52話 土蜘蛛

 

ヒトミの言葉に心動かされたマサト

 

しかし、ずっと彼をダマし続けた田中さんを信じることなど到底できなかった……

 

ところがここで事態は急変。屈強なジンメンたちですら手なずけられなかった謎の生物・土蜘蛛(ツチグモ)が暴れはじめる

 

実はこの研究施設、ジンメンたちがツチグモを隔離していた場所だった……

 

 

 

● 第53話 覚悟

 

広い廊下を完全に埋め尽くす巨体ながら、素早い動きを見せるツチグモ

 

間一髪、マサトが食われる直前、銃撃で注意を引いたのは永長の部下・安堂だった

 

ケガしながらも「おらはこん中じゃ一番頑丈だ。気にするこたねぇ!おめえらば無事ならそれで…」と意外とイイ人だったこの男

 

次の瞬間、ツチグモが投げ飛ばした壁に押し潰されてしまう

 

しかし一命だけは取り留めた安堂

 

「どうせこのままじゃ足手まといだ…」とみずから囮になるべく、ジンメンたちに細工された、吾郷を暴走させたジュウメン化薬を体内に打ち込む……

 

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