CATERPILLAR10巻 (原作:村田真哉 漫画:速水時貞)

 あらすじ&サンプル画像

 

 

4歳でブルドーザーを破壊、その異常な怪力を買われて(疎まれて)

 

組織の蟲育成施設・ボマリオにあずけられた蘭ちゃん

 

訓練教官・ヘラクレス大谷から「兜蟲」の名を受け継ぎ、ボマリオから卒業

 

 

その大谷から託されたのは闘神角(ヘラクレス)

 

アメリカの黎明期、

 

暗黒街を跋扈した暗殺者・獣(ジャッカル)が愛用していた武器

 

鰐(アリゲーター)を再現したレプリカとかなんとか……

 

 

そしてカブトムシ、

 

教官が引き起こした悲劇を忘れてはいなかった

 

「子供たちは不用品なんかじゃない。今日からここ(ボマリオ)は私の餌場。

 

誰を殺すのか、誰を生かすのかは私が決める……」

 

CATERPILLAR10巻 エログロページ01

 

 

ボマリオの子供たちを守るため、

 

「不殺」と「最強」にこだわるカブトムシ

 

ヒラクワガタに必殺のヘラクレスを突きつける……

 

CATERPILLAR10巻 エログロページ02

 

「第79話 強の座は渡さない」より

 

 

 

カブトムシが放ったヘラクレスの一撃

 

ヒラリとかわしたヒラクワガタ

 

ところが、その刃はハサミのように折れ曲がりヒラクワガタの右足を切断

 

「クワガタ vs. カブトムシ」の戦いもようやく決着……

 

CATERPILLAR10巻 エログロページ03

 

CATERPILLAR10巻 エログロページ04

 

 

「せっかく育てた教え子だ。そう簡単に死なれちゃ困るんだよ。生きろ」

 

温情をかけるカブトムシに、

 

人格が入れ替わり現われたのはオオクワガタ

 

「実は、この船を沈める使命を帯びた蟲がもう一匹いるのです。

 

私たちが失敗した場合、彼が役目を引き継ぐことになっています……」

 

 

その「彼」というのはクルーズ船・鳳蝶の最上階を守る男

 

蟲オーダー1位に君臨する筬蟲(オサムシ)こと塚土筬(つかどおさむ)……

 

「第80話 生きろ」より

 

 

 

過去回想、塚土と岩峰との出会い編

 

「組織の蟲」でありながら有名漫画家でもあった塚土

 

「仕事に貴賤なし。漫画も殺しも仕事はすべて引き受ける、それが私の主義だ」

 

 

なんてカッコつけながら締め切りに追われ、

 

新たなパートナーになった岩峰に、組織の仕事を丸投げ

 

それどころか執筆の手伝いまで

 

そんな塚土に惹かれた岩峰、アシスタントを経て漫画家に……

 

CATERPILLAR10巻 エログロページ05

 

 

殺しでも漫画でも常にトップであり続けた塚土

 

「私の成長が止まったとき、みずからの手で人生を完結させるつもりだ」

 

その言葉どおり「鉄腕アトミック」の最終回原稿を残し、行方不明に……

 

 

そして再開したのが、このクルーズ船

 

その姿はありえないほど若々しく、数々の名作を産み出したその右手は、

 

原子拳(アトミックフィスト)なる液体金属に成り果てて……

 

CATERPILLAR10巻 エログロページ06

 

「第81話 私はいまも成長期だ」より

 

 

 

究極の創造兵器・アトミックフィスト

 

リオックのパンチを軽くいなして投げ飛ばし、

 

トゲハムシの下腹を棘の防壁が作用する前にグサっと貫通……

 

CATERPILLAR10巻 エログロページ07

 

CATERPILLAR10巻 エログロページ08

 

 

「なるほど、珍しいオモチャと若さを得た。

 

その代償に組織の大義も、蟲としてのプライドも、漫画家としての命も、

 

すべて鳳蝶に売り渡したのですか、先生」

 

怒れる岩峰に、

 

平然と「その通りだ」と答えた塚土

 

「表現の愉悦の前では、他の全てが些事。

 

君の存在も同様であることを『次の作品』で証明してやろう……」

 

「第82話 表現の愉悦の前には他の全てが些事」より

 

 

 

最上階へのもうひとつの道、貨物倉庫にて

 

クモ(蜘蛛)とパラポネラ(針蟻)の戦闘は続いていた

 

パラポネラの首を蜘蛛糸で吊りあげたクモ

 

しかし、首を絞められながら、

 

貨物に紛れ込ませていいたガトリングガンを取り出したパラポネラ

 

一瞬にして形勢を逆転……

 

CATERPILLAR10巻 エログロページ09

 

CATERPILLAR10巻 エログロページ10

 

 

ところが、なかなか引き金を引こうとしないパラポネラ

 

その視線の先には因縁の相手・イモムシが……(ついでにハナカマキリも)

 

「第83話 よう」より

 

 

 

休話閑題

 

ハナカマキリがキノハダカマキリの元で修行していた頃のお話

 

高慢チキなキノハダカマキリが連れてきたのは、

 

彼が師匠と仰ぐ茶道家・茶立蟲(チャダテムシ)のところ

 

とは言っても茶道を習いに来たわけではなく、

 

ハナカマキリへの「しつけ」の仕上げに

 

「秘剛 (ペニスを肥大させる秘技)」を授けてほしいとの依頼……

 

CATERPILLAR10巻 エログロページ11

 

CATERPILLAR10巻 エログロページ12

 

 

チャダテムシの「秘薬」により膨張したハナカマキリのペニス

 

常人をはるかにしのぐ大きさ(巨根)だった……

 

 

しかも、秘薬により「攻撃本能」まで喚起されたハナカマキリ

 

ペニスをギンギンにそそり返えらせたまま、

 

キノハダカマキリと茶立蟲(女装しているけどオトコ)に襲いいかかり……

 

「第84話 なんたる秘剛」より

 

 

 

幼少期から何者にも理解されず、

 

何者をも彼を止めることが出来なかった

 

そんなパラポネラの行く手を阻み、さらに瀕死にまで追い込んだ女

 

それがイモムシだった

 

イモムシの出現に不気味な笑顔を浮かべるパラポネラ

 

クモに向けられていたガトリングガンをイモムシに、問答無用でぶっ放す……

 

 

一方、ノープランでパラポネラの前に立ったイモムシ

 

そんな相棒を補佐するのはハナカマキリのお仕事

 

クレーンで吊るした貨物でパラポネラを奇襲、クリーンヒットさせる……

 

CATERPILLAR10巻 エログロページ13

 

CATERPILLAR10巻 エログロページ14

 

「第85話 よくも今まで生き残れたもんだ」より

 

 

 

倒れたパラポネラの脳天に、容赦なく発砲するイモムシ

 

銃撃を背面跳躍でかわしたパラポネラ、イモムシのボディに一発

 

のけぞる彼女の顔面に一発。殴り合いによる勝負に……

 

 

殴り合いこそイモムシの得意分野

 

カウンターパンチでパラポネラの頭半分、コンクリにめり込ませる

 

パラポネラとの因縁の戦いもようやく決着……

 

CATERPILLAR10巻 エログロページ15

 

CATERPILLAR10巻 エログロページ16

 

 

戦いの余韻にひたる間もなく、

 

「嬉しいわ、生きて再び会えるなんて」と倉庫に現われたのは、

 

この場にそぐわないパーティードレスの女性・鳳蝶だった……

 

「第86話 イモムシの強さとは何か?」より

 

 

 

クルーズ船最上階

 

蟲オーダー1位の塚土とオーダー3位の岩峰、頂上決戦のはじまり

 

 

塚土のアトミックフィストになす術がない岩峰

 

床に倒れながら全身脱力

 

必殺の稲妻拳(イナズマチェスト)を放つ機会をうかがっていた

 

 

互いの戦い方をよく知る者同士

 

岩峰の必殺技を察知した塚土もまた、

 

必殺技・原子拳(アトミックチェスト)で応える

 

必殺の拳がぶつかり合ったその衝撃は、

 

クルーズ船全体を大きく揺るがすほど……

 

CATERPILLAR10巻 エログロページ17

 

CATERPILLAR10巻 エログロページ18

 

 

鳳蝶こと柳亜貴穂と再会したイモムシ

 

アイマスクの下から現われたのは、紫陽花学園園長・柳亜貴穂ではなく、

 

性職員たちのオモチャにされ、口封じで殺されたはずのイモムシの姉・美香……

 

「第87話 全てはアトムに還るのだ」より

 

 

 

妹を守るため、5年間にも及ぶ虐待に耐えつづけた美香

 

自分自身のココロを守るために作りだされたもう一人の人格

 

それは、天敵である柳亜貴穂

 

自分の中に敵を取り込むことで心の安定を保っていた……

 

CATERPILLAR10巻 エログロページ19

 

 

そして美樹(イモムシ)が姉への虐待に気付いた夜

 

柳亜貴穂(本人)はプッツンして暴れ回った美樹に頭半分を砕かれ死亡……

 

CATERPILLAR10巻 エログロページ20

 

 

職員に絞殺された美香は、

 

「美しい女の死体」を集めていたシデムシのボス・久我山瑠璃雄の元へ……

 

 

実は、仮死状態になっていただけで、死んではいなかった美香

 

久我山を取り込み、その権力をバックに鳳蝶として生まれ変わる……

 

 

柳亜貴穂と稲生美香

 

2人の人格を宿して誕生したのが鳳蝶

 

同じく二重人格障害を抱える彼女の盟友

 

ヒメクワガタいわく、

 

「美香は5年にも及ぶ虐待で生まれた憎悪を妹に向けている。

 

ディスキャタピラーの考案者は美香の方だ……」

 

「第88話 美香の方だ」より

 

 

 

10年ぶりの姉妹の再会

 

誰より優しかった姉の口から、まっさきに飛び出したのは妹への憎悪

 

 

「もう10年も前に私は死んだ。あなたを守るために全てを失ったのよ。

 

自由も、誇りも、純潔も、人格も、生命も、全てを奪われ殺された。

 

でもそれは別にいいの。

 

わたしが望んでしたことの結果だから……

 

許せないのは、あなたが私の努力を一瞬で台無しにしたこと。

 

全てはあなたの未来のため、

 

あなたが誰に恥じることもなく真っ当で平穏な人生を送ることだけが、

 

わたしの唯一の望みだった。

 

それをあなたは怒りにまかせてぶち壊し、

 

私の努力も訓えも願いも一顧だにせず、

 

卑しい人殺しの虫ケラに成り下がって、人生を棒にふった」

 

 

妹に銃口を向けながら、

 

「だから今この場で終わらせてあげる……」

 

CATERPILLAR10巻 エログロページ21

 

CATERPILLAR10巻 エログロページ22

 

「第89話 もう10年も前に私は死んだ」より

 

……「キャタピラー1巻」に戻る

 

 

 

 ココがおすすめ!

 

 

ながなが続いた「カブトムシ vs. クワタガ」がようやく決着

 

クワガタ戦は「変身」によるパワーアップがフリーザ並み。ケタ外れに強くなり過ぎて、駆け引きによる緊張感とかが無かったのは残念

 

結局、ただの力くらべの殴り合い

 

ヘラクレスのハサミはそれこそ、想定外だったけど

 

 

対して主人公イモムシとパラポネラの因縁はあっさり決着。岩峰と塚土のパロディチックな頂上バトルも思った以上にあっさり

 

むしろこっちの対決に力を入れて欲しかったのに……

 

強者になるほど一撃必殺、バトルもあっさり終わっちゃうってこと?

 

 

結局、イモムシは強すぎるうえ、戦い方が単調なんだよねぇ。藤井アリスみたいな、駆け引きしながらのバトルとはベツモノ

 

私的には、小者同士のバトルのほうが見応えがあったような……

 

ハナカマキリ vs. ムラサキシャチホコとか

 

 

それはともかく、

 

鳳蝶との決着、複雑に絡み合った組織との関係は気になるところ

 

バトルのほうは程々にしてストーリーのほうをサクサク進めて頂きたい

 

 

 

速水時貞 キャタピラー10巻 表紙カバー

 

 

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