ぼくは愛を証明しようと思う。(原作:藤沢数希・漫画:雲井くず)

「ぼくは愛を証明しようと思う。」ってどんなマンガ?

 

 

[タイトル]
 ぼくは愛を証明しようと思う。

 

[漫画作者] 藤沢数希・雲井くず
[ジャンル] ナンパハウツー
[連載期間] 2016年 〜
[ 掲載誌 ] アフタヌーン
[コミック] 最新刊2巻 (2017年6月)

 

 

東京の夜景が見渡せるオシャレな場所で乾杯する2人の男、渡辺と永沢

 

「この東京の街は僕たちのでっかいソープランドみたいなもんですね」

 

トンデモ発言を堂々とするその2人「恋愛工学」を武器に女をおとす、毎日違う女をとっかえひっかえ抱きまくるスゴ腕のナンパ師だった……

 

 

 

事のはじまりは1年前

 

特許事務所で弁理士として働く渡辺正樹(26歳)

 

カノジョ・麻衣子のために30万もするバックを貢いで、彼女の浮気を知っても別れようとはしない。一途に女性を愛する誠実な男だった

 

そうまでして尽くしてきた麻衣子は何も告げられぬまま彼の人生からフェードアウト

 

しかも、いい感じだった後輩女の引越しを手伝いに行ったら目の前で彼氏とイチャイチャ……ただの便利屋として使われて……

 

バーで友達相手にグチをこぼす渡辺

 

テーブルで飲んでる美女3人をながめていたら、店に入るなり彼女たちに話しかけ10分ちょいでキスまで持っていくナンパ師が

 

よくよく見れば特許事務所の顧客・弁護士の永沢さん

 

女とは連絡先を交換しただけでさっさと店を出て行ってしまった彼のあとを追った渡辺「僕も永沢さんみたいに……」

 

「女にモテたいのか。モテるってどういうこと?」と問い返す永沢

 

「いっしょにご飯行ったり、旅行したり…もちろんセックスもしたいです。でもそれがすべてではありません」しごく真っ当な答えをする渡辺

 

「お前、本当はセックスがしたくてしょうがないんじゃないのか?」

 

核心を突かれてしまう……そして永沢が使っているナンパテクニック=恋愛工学なるものを教わことに……

 

 

 

↓【コミック1巻 あらすじ&ネタバレ

↓【コミック2巻 あらすじ&ネタバレ

↓【コミック3巻 あらすじ&ネタバレ

 感想と評価

 

同じタイトルのナンパハウツー本をコミカライズした作品

 

ナンパを進化生物学やら心理学テクニックやらを使って科学の域にまで進化させたもの、すなわち恋愛工学を使って女を次々おとしてゆくナンパ物語

 

Amazonのレビューなんかを見ると賛否両論

 

「素晴らしい!」と褒めちぎる人もいれば「他のビジネス書のパクリだ」とか「女をバカにしている」とか酷評する人もあり

 

私としては、物語として面白いのはもちろん(セックスシーンとかエロいしね)ハウツー本としてもけっこうな優れモノだと思うよ

 

 

何より恋愛を科学として考える発想がスゴイ

 

私の経験上、どんなに誠実さを見せたって報われないし、チャラい男のほうがモテるのも事実。女がヤリたいと思うような男でなければ何をしたってムダ

 

そして、どんなに恥じをかこうとも手ひどくフラれようとも、果敢に女にアタックできる男でなければセックスできないのもまた事実

 

それを科学的とまでは言わなくとも、説得力をもって説明してくれている

 

「モテ=成功率×試行回数」って公式はまさにその通りだと思うよ

 

「そこに愛はあるのか?」と言われても、そもそも愛なんてあいまいなモノで、男女の恋愛においてセックスが切り離せないのも然り

 

幸せはお金じゃ買えないけど、お金がなければ幸せにはなれないように「セックス=恋愛じゃなくても、セックスのない恋愛はない」のもまた然り

 

男の場合、性欲が満たされて初めてその先を考えられるって所もあるし

 

その辺、女も同じ様なものなのじゃないかなと思うよ

 

異性をランク分けするのも、より良い相手に乗り換えるのも、誠実な人よりもヤリたい相手を選んでしまうのも、男女を問わず誰もがそう

 

それを無意識にやるか、意識的にやるかの違いだけ

 

意識的・計画的にやると「女の敵」とされてしまうだけの話

 

 

「恋愛」という感覚的なものを合理的に解説した素晴らしいハウツー本だと思う。科学と言えるかどうかは微妙なところだけど

 

そんな訳で1巻はすごく面白かったしタメにもなった

 

2巻以降、ハウツーの内容的には徐々に薄くなっていくけど(同じような理論のくり返しになったりね)セックスの回数が増えるので今度はエロさを満喫できる

 

読んで損したと思うことはないはず、恋愛に役立つかどうかはともかくね

 

 

私的評価 星5つ

 

 

 

 あらすじ(ネタバレ)

 

 

● 第1話 非モテコミット

 

東京の夜景が見渡せるオシャレな場所で乾杯する2人の男、渡辺と永沢

 

「この東京の街は僕たちのでっかいソープランドみたいなもんですね」

 

「無料のな」

 

トンデモ発言を堂々とするその2人「恋愛工学」を武器に女をおとす、毎日違う女をとっかえひっかえ抱きまくるスゴ腕のナンパ師だった……

 

 

その1年前

 

特許事務所で弁理士として働く渡辺正樹(26歳)

 

カノジョ・麻衣子のために30万もするバックを貢いで、彼女の浮気を知っても別れようとはしない。一途に女性を愛する誠実な男だった

 

そうまでして尽くしてきた麻衣子は何も告げられぬまま彼の人生からフェードアウト

 

しかも、いい感じだった後輩女の引越しを手伝いに行ったら目の前で彼氏とイチャイチャ……ただの便利屋として使われて……

 

バーで友達相手にグチをこぼす渡辺

 

テーブルで飲んでる美女3人をながめていたら、店に入るなり彼女たちに話しかけ10分ちょいでキスまで持っていくナンパ師が

 

よくよく見れば特許事務所の顧客・弁護士の永沢さん

 

女とは連絡先を交換しただけでさっさと店を出て行ってしまった彼のあとを追った渡辺「僕も永沢さんみたいに……」

 

「女にモテたいのか。モテるってどういうこと?」と問い返す永沢

 

「いっしょにご飯行ったり、旅行したり…もちろんセックスもしたいです。でもそれがすべてではありません」しごく真っ当な答えをする渡辺

 

「お前、本当はセックスがしたくてしょうがないんじゃないのか?」

 

核心を突かれてしまう

 

「面白いものを見せてやる」と永沢が見せたのは、女の名前がズラっと並んだスマホのアドレス帳「この女は彼氏がいるが俺とヤった」とのこと

 

「恋愛というのは確率とスキルのゲームなんだよ。頭を使って効率よくプレーしないとダメなんだ。いいか、男のモテはヒットレシオ(成功率)×試行回数で表わされる……

 

これを最大化するため進化生物学や心理学の膨大な研究成果をもとに金融工学のフレームワークを使ってナンパ論を科学の域まで高めたテクノロジーがある」

 

「それが恋愛工学だ」と

 

「ゲームだなんて……好きになって結ばれるのが恋愛じゃなんですか!」反発する渡辺

 

「じゃあ、そんな渡辺君に女たちはどう報いてきたと言うんだい? 現実はフィクションのようにうまくいったかい?」

 

永沢の問いに返す言葉もない渡辺「僕に恋愛工学を教えてください。長井さんみたいに女に求められたいです、セックスがしたいです」

 

ナンパ師の第一歩をふみ出すのであった……

 

 

 

● 第2話 出会いのトライアスロン

 

さっそく、永沢先生の恋愛工学講座がスタート

 

まずは「非モテコミット」について

 

「お前みたいな欲求不満の男がちょっと優しくしてくれた女を簡単に好きになったり、もうこの女しかいないと思いつめて必死にアプローチすることだよ……

 

女はそういう男を“キモい”とか“搾取相手”としか思わないんだ」

 

続いてフレンドシップ戦略について

 

「モテない男が非モテコミットした女にアプローチするときの唯一の戦略だよ。まずはセックスしたいなんておくびにも出さずお友達になろうとする……

 

親密度を深めていって告白してカノジョになってもらいセックスする……

 

しかし女は“セックスしたり恋人になるかもしれない男”と“ただの友達の男”をすぐに分けてしまう。いったん友達フォルダに入ると男フォルダに戻るのは至難の業だ」

 

「だったら…僕はどうすれば良かったんですか?」と過去を振り返る渡辺

 

「お前は恋愛を重く考え過ぎなんだ。いや、ある意味まったく考えていない。恋愛も仕事や勉強と同じように効率よくやるべきなんだよ」

 

「モテ=ヒットレシオ(成功率)×試行回数」と例の法則を書いてみせる永沢

 

「まずは女と出会う。それから連絡先を聞いて居酒屋でもカフェでもいいから飲みに誘う。それから手をつないでキスして最後にセックスするわけだ」

 

それが一回の試行

 

一回の試行でセックスできる確率がヒットレシオ

 

そして試行回数を増やすための実践「出会いのトライアスロン」へと向かう。目標は1日50人の女に声かけ(連絡先を聞き出すためにね)

 

まずは初心者向け、男100人・女100人が参加する「街コン」へ……

 

 

 

● 第3話 ラポール

 

街コンにて、渡辺と永沢の前に座ったのは若くてカワイイ2人組

 

例のバーでの再現、10分足らずで彼女たちのハートをわしずかみにしてみせる永沢

 

「女は気になってる男に様々な方法で脈ありサインを送る。それを正確に読み取って適切に対応していくことが大切なんだ」

 

女から話をふくらませたがるかどうか?

 

声のトーンは? 目の輝きは?

 

などなどサインを読み取ったうえで、とどめは恋愛工学「イエスセット」

 

「恵子(ターゲットの子)が自分でビールを頼んで『おいしい』と言ってるんだから『ビール好きですか?』に対してイエスと答えるのは当然……

 

そのあと 『フォトショップ使えるんだ』と聞いて 『はい』と言わせている。こうやってイエスと言わせ続けラポールを形成する……

 

すると連絡先を聞かれたりホテルに誘われてもイエスと言ってしまうんだ」

 

ラポールとは女が男を信頼して心を開いている状態

 

そしてもうひとつの技術が「ディスり (ディスリスペクト=蔑む)」

 

ギリギリ笑える範囲で相手をからかったり恋愛対象として興味がないフリをする

 

「女はオモチャと戯れる子猫みたいなもんだ。ただオモチャを置いただけじゃダメ、動かしてやることでそれをつかもうと夢中になる」

 

そして彼女たちを笑わせた、つかみの冗談はルーティーン(台本)あらかじめ幾つか用意されていたセリフをTPOに合わせて使う

 

台本通りのセリフで気を引き、テクニックと計算で心をつかむ

 

永沢いわく「魔法の口説き文句なんて存在しない」とのこと……

 

 

レクチャーを受けた渡辺、ハッパをかけられ街コンから帰る女の子たちに声かけ。道を聞くフリをして飲みに誘う作戦に

 

慣れない渡辺のため助け舟を出す永沢

 

「2人とも可愛いからデートにいっぱい誘われたでしょ? でも好きになるかわからない男のために予定空けて何時間もデートするなんて面倒だと思わない?

 

これからすぐにデートするってのはどう? 20分だけ。今3時35分だから、そこの角を曲がったところにあるパブで3時37分に待ち合わせ」

 

これはタイムコンストレイトメソッドと呼ばれる手法

 

時間制限をつけることで、知らない男につきまとわれるんじゃないかという心配を払拭してナンパの成功率をあげる恋愛工学のひとつ

 

「ナンパというのはこういうテクノロジーの応用で結果が違ってくるんだ」と……

 

 

 

● 第4話 オープナー

 

続いてストナン(ストリートナンパ)しながら銀座のバーに向かうよう命じられた渡辺

 

当然、街コンと違って女の子たちは冷たい態度

 

スルーされまくりで、ようやく出会えた親切な2人組「銀座の300円バーって行き方わかりますか?」と尋ねる渡辺に「ちょっとわからないです……すみません」と

 

すかさず間に割って入った永沢

 

「2人は何か映画を見てきたの? ……ちょっと待って、俺に当てさせて。俺人の心読めるから。俺の目をじっと見て……」

 

相手の興味を引いて会話を広げる

 

これがいわゆるストナン、恋愛工学で言うところのオープナー

 

「こちらの性的な意図(セックスしたい)を隠して声をかける直接法と、最初から男女の仲になる意図を示す直接法がある」とのこと

 

しかし直接法では連絡先は教えてもらえない

 

道を聞いて別れてからのち、5秒くらいしてからあとを追いかけて「実はすごくタイプでした、もう二度と会えないと思って勇気を出して……」と告白

 

この直接法で、初めて独力で連絡先をゲットする渡辺であった……

 

 

 

● 第5話 メタゲーム

 

ようやく目的の300円バーに到着した2人

 

店内を見るや、すぐさま店を出るように促がす永沢

 

「俺たちはナンパというゲームを通じて一人の女を他の競争相手と競い合っている。そいつらといるより俺達といるほうが楽しいと思わせるゲームだ……

 

だがそうやってライバルと争う前に別のメタゲームをプレイしているんだ」

 

どこでナンパするかを選択する、それがメタゲーム

 

つまりは「ライバルの少ない場所を選べ」ってこと。300円バーは女に対して男の数が多過ぎる、メタゲームで敗北しているということ

 

「本当の恋愛プレーヤーはみんながナンパしないような場所でナンパするんだ」と向かった先で永沢がはじめたのは写真オープナー

 

女の子が写真を撮りたがるような場所で、写真を撮ってあげて連絡先を聞き出す

 

「返報性の原理」を応用したナンパテク

 

「写真を撮ってもらったお礼に連絡先を教えるくらいなら……」みたいな感じで……オープナーには無数の方法があるとのこと

 

 

そして最後、家に戻ると連絡先をゲットした女の子の名前と顔をリストアップ

 

「恋愛工学は“中の上”以上の女に対してのものだ」と次々とリストから消してしまう永沢。残った8人に順次デートのお誘いをかけてゆくことに……

 

藤沢数希 雲井くず ぼくは愛を証明しようと思う。画像1 藤沢数希 雲井くず ぼくは愛を証明しようと思う。画像2

 

→【 ぼくは愛を証明しようと思う。1巻/立読み&レビュー

 

 

 

コミック2巻(第6〜12話)

 

 

● 第7話 利己的な遺伝子

 

1日にして大量の女の子のアドレスをゲットした渡辺

 

有頂天で目覚めたところ、永沢から自宅に呼び出される

 

彼の自宅(タワーマンション)を見て「けっこう金持ちなんだ…」と感心していると、お泊りしたらしい永沢のカノジョ・石川真奈美(有名モデル)の姿も……

 

 

部屋の水槽を見て「昔ぼくも飼ってたんですよ、グッピー」とじっとながめる渡辺に「利己的な遺伝子は読んだことあるか?」と講義をはじめる永沢

 

要は「女は子孫を残すという基準で男を選ぶ」というもの

 

永沢いわく「イケメンは後世に遺伝子を残せる可能性が高いからモテる。しかしそれ以上に、他の女からモテている男に女はひかれるんだ、ルックスとは関係なしに」

 

女は他の女から評価されている男を選ぶということ、男と違って

 

モテる男は益々モテて、モテない男はモテないまま。例えイケメンでも

 

そして「連絡先をゲットした女をデートに誘い出せ。鉄は熱いうちに打てだ、速攻でアポを取るぞ」と渡辺にハッパをかける永沢……

 

 

 

● 第8話 バックトラック

 

「最初のデートが一番セックスできるんだ」との永沢の言葉に、気張ってデートにはげむ渡辺。それはもう、仕事の話なんかをペラペラと

 

食事が終わるや「ごめんなさい、すぐに帰りたいの」と逃げられるまで……

 

 

さっそく永沢に相談の電話を入れると「お前、まるで尋問のようにつまらない質問を続けたろ」と見てきたように言い当てる

 

「女につまらない質問はするな。自分がしゃべるより聞くほうが好きな人間はいない。安心して心を開ける相手に話を聞いて欲しいという欲求は誰だって持ってる……

 

人間の脳はよくわかってる状態を安全、よくわからない状態を危険と感じる。そして自分の体験から類推してしか物事を理解できない……

 

共通点があって自分と似た体験を持っていることに気付くと、女はお前のことを“よくわかってる”と思うようになるんだ。女に安心感を与えることだ」

 

続いて心理学のレクチャー

 

相手の話すスピードと内容にペースを合わせる「ペーシング」

 

と同時に、相手の動作をさりげなく真似る「ミラーリング」

 

会話を途切らせないように相手の言葉をオウム返しする「バックトラック」

 

そして相手にイエスと言わせる「イエスセット」※第3話参照

 

つまりは相手をよく観察して、ちゃんと話を聞いて、イエスと言わせるように会話を誘導してラポール(信頼感)を得る。それが最初のデートの目標……

 

 

 

● 第9話 DVDルーティーン

 

爪を切って部屋掃除して、お酒とコンドームを買い置いて準備万端

 

次の女の子を誘い出す

 

ペーシング・ミラーリング・バックトラック・イエスセット、さっそく4つの心理学テクニックを使ってラポールを勝ち取る渡辺

 

部屋にあげるまでは成功するも、ヤる前に逃げられてしまう

 

しかし逃げられたとて失うものは何もない、さっさと次の子をデートに誘う。ナンパ師としての道を順調に進む渡辺であった……

 

そんな彼に永沢からのアドバイス

 

「ラポールができたらルックスを褒めたりしてお前の好意を伝えていけ。それからレストランを出るときは必ず手をつなげ。もし拒否されたらラポールを作りなおす……

 

しばらく散歩して会話したあとこう言うんだ『明日返さなきゃいけないDVDがあるんだけど、良かったら家でいっしょに見ない?』

 

ウソをつかないためにも何か借りておけ」とのこと……

 

 

 

● 第10話 新しい朝

 

そして3人目の女の子とデート

 

永沢から教わったテクニックを実践した渡辺、詩織とのセックスまで漕ぎつける……

 

 

 

● 第11話 今日からぼくは

 

初デートでセックスまでこぎつけた渡辺。これまでのような女に対するぎこちなさは完全に消え、堂々としたナンパ師へと変貌する

 

ジムで身体を鍛え、オシャレにも気をつかい、六本木に転居(ナンパしやすいように)

 

「ナンパするようになって変わった習慣が、ナンパ以外の人生にも良いことばかりだった」と肩で風切る男前、次々ナンパを成功させヒットレシオも急上昇

 

そのきっかけとなった詩織ちゃんとは「遠距離で別れた彼氏が東京に戻ってくることになって…」と別れを告げられ非モテコミットからも完全脱却

 

カノジョに尽くして捨てられた、かつての彼とは全くの別人になっていた……

 

 

 

● 第12話 愛などいらぬ

 

特許事務所の後輩・勇太をパートナーに、街コンでのナンパ成功率をあげる渡辺(もちろん、他の同僚たちにはナイショでね)

 

2人組みの片方を連れ出してもらいターゲット・奈菜ちゃんに集中

 

バーに飲みに誘って「何想像してんの? 僕だって会ったばかりの人とセックスなんてしないよ。ただお互いを知りたいだけ」

 

人間の脳は否定の文章を本質的には理解できない

 

たとえば「三角形を想像しないでください」と言われれば三角形を想像してしまう

 

「セックスしない」と言うのは女にセックスの快楽をイメージさせて偽りの安心まで与える心理学的に計算されたテクニックだった……

 

 

目論見通り「ダメだよ、こんなことしちゃ」と言い訳しながらも、あっさり渡辺を受け入れる奈菜ちゃん。出会ったその日にセックス

 

彼女と腰を振りならもの思いにふける渡辺

 

恋愛工学を知れば知るほど、実際の女の行動を目の当たりにすればするほど、世間に広まっている常識が根本的に間違っていることを確信した

 

恋愛ドラマやJポップの歌詞、それらの反対のことをするのが大体においては正しい

 

決して裏切らず、誠実に尽くすことしか知らなかった昔の僕……利用価値はずっと高かったはずなにに、どうして彼女たちは愛してくれなかったのだろう

 

「愛って何だろう?」と……

 

藤沢数希 雲井くず ぼくは愛を証明しようと思う。画像3 藤沢数希 雲井くず ぼくは愛を証明しようと思う。画像4

 

→【 ぼくは愛を証明しようと思う。2巻/立読み&レビュー

 

 

 

コミック3巻(第13話〜)

 

 

● 第13話 進撃と停滞

 

次々女をおとしてゆく渡辺「すべての恋愛は確率論なのだ」と

 

恋愛工学を知らない者は単なるギャンブルをする

 

知っている者は計算されたリスクをとる

 

知らない者は割りに合わない投資をやめられない、知ってる者は割りに会わなければストップロス(損切り)する。ビジネスでも投資でも損切りできない人間は破産する

 

それは恋愛も同じこと

 

とにかく惜しげもなく恋愛工学のハイテクを投入して、それでも相手がなかなかセックスさせてくれなかったらストップロスして次に行く

 

そして女は好きな相手とセックスするのではなく、セックスした相手を好きになる

 

ヒナ鳥が最初に動いたものを親鳥と思うように、恋人がいないとき最初に性器を貫いた男を運命の人と思いこむ習性があるとか何とか

 

(セックストリガー理論と言うらしい)

 

これが永沢の言うところのセックストライ&ストップロス戦略

 

そして調子に乗った渡辺、同僚の人妻・水野友美にも手を出し……

 

 

 

● 第14話 誰がために

 

年上人妻をゲットして絶好調だったはずが一転、どんなにテクニックを駆使して誘ってみても相手にされない、スランプにおちいった渡辺

 

「…最近うまくいかないんですよ」と永沢さんに相談

 

「お前、何を目的にナンパしに行くんだ?

 

恋愛プレーヤーは人々をいい気分にさせるために街に出るんだ。俺たちは女を喜ばせるためにナンパしないといけない……

 

時に女をあしらったりしなければいけないのは、彼女たちが俺らに男として惹かれたとき、それに応えて褒めてやるためだ。本当の意味で女を喜ばせるためなんだ……

 

『いい女とセックスするなんて朝飯前』ぐらいのレベルの高い男に見初められることによって、その女は何日もいい気分でいられる

 

恋愛工学の目的は女のハートに火をつけること

 

そして俺たちに抱かれたいと渇望させること

 

女は売り物なんかじゃない、俺達のほうがショールームに並んでいる商品なんだ」

 

調子に乗った渡辺を戒める永沢さんであった……

 

 

 

● 第15話 失っていた才能

 

永沢の説教をムネに考え方を改めた渡辺

 

「5歳の男の子はみんなナンパの達人だ」とその無邪気な瞳を参考に、下心を隠してナンパ再会。すると前日までのスランプがウソだったかのように次々女がひっかかり……

 

 

 

● 第16話 恋のACS

 

何百人の女に声をかけ、たまたま自分に興味を示してくれたBクラスの女10人とセックスするより、狙ったAクラスの女一人とセックスするほうが難しい

 

さらなる高みを目指して恋愛工学を学ぶ渡辺

 

そこで永沢が語りだしたのはACS理論

 

最初のAフェーズはアトラクション(attraction=魅了)男として女を魅了し「もっと知りたい」「また会いたい」と思わせる場面

 

Cフェーズはコンフォートビルディング(comfort-building=なごみ)女となごんで信頼関係を作る。つまりラポールを形成する

 

最後はSフェーズ、セダクション(seduction=性的魅了)で女を発情させる

 

「そしてこの順番は必ずA→C→Sでなければならない」とのこと

 

 

そして「Bクラスはもう相手にしない。Aクラス以上の女を狙っていく」と決心した渡辺、最重要クライアントの担当者・長谷川玲子に目をつける……

 

 

 

● 第17話 Aを狙え

 

「その辺のBクラスの女にフェラチオされるくらいなら、ひとりで仕事でもしていたほうがマシだ」とひとり心の中でつぶやく渡辺

 

連絡先をゲットしたAクラスの女・長谷川玲子にさっそく電話

 

まずは近くのカフェで気軽におしゃべり「ちょっと用があって君の会社の近くに行くんだけど、お茶でもしない?」って感じで、それがウソだとしても

 

 

ナンパをしているとその女が現われた瞬間、この日ヤれるかわかってくる

 

「今日はヤれる」と確信した渡辺「実は私、付き合っている男性がいるの」と序盤からの堅いガードを「さっそく僕に恋の相談?」と余裕で崩してゆく

 

女が自分の恋人がいかに素晴らしいか語るのはよくあること。その場合、ほとんど例外なくふたりの関係に満足していないことを意味する

 

それは「私は恋人がいることをちゃんと伝えたのに、それでもセックスを迫られてしまった。私の責任ではない、私は尻軽女ではない」という言い訳

 

つまり女が「素晴らしい恋人」を語り出したらチャンスってこと

 

その玲子の彼氏は「大学時代の友達と飲み会に行っている」とのことで「ほんとは誰か他の女と一緒にいるのかも」と勝負をかける渡辺

 

相手に疑念を植えつけつつ、セックスの快感を喚起させる高等テク

 

それはもう、以前の永沢を思わせるような見事な口説きのテクニックだった。Aランクの女・玲子をメロメロにするほどの……

 

 

 

● 第18話 始まりの場所

 

クライアントの担当者・玲子をホレさせ仕事上でも相手を支配してみせる。渡辺はスゴ腕のナンパ師へと成長していた……

 

話は戻って第1話冒頭

 

「東京の街は僕たちのでっかいソープランドですね」と乾杯する渡辺と永沢

 

そこは会社社長やらCEOやらが集う社交パーティ、そして金持ち男をねらうSクラス女たちが集う場所(スカイツリーの展望台?)

 

その中のひとり、英理花に目をつけた渡辺

 

永沢さんのカノジョ・真奈美さんからアシストしてもらい一瞬にしてアドバンテージを得る(自分よりイイ女と親しげに話すことでね)

 

そしてついに、念願のSクラス女をゲットするのであった……

 

 

 

● 第19話 テクノロジーの向こう側

 

「恋愛工学」を学びはじめてから1年

 

渡辺は言い寄ってくる女たちをあしらわなければならないほどモテ男になっていた

 

六本木のクラブではSランクの女・英理花をはべらせVIPルームでセックス、会社では以前コケにされた女・奈美(1話参照)とトイレでセックス

 

他の女の相手をするのに忙しい中「どうして最近電話くれないの?」と非難してきた玲子(得意先の担当者)を「もう終わりにしよう」と冷たく突き放してしまう

 

ところが、これが大問題に

 

上司に呼び出された渡辺、同席していた弁護士から「弊社の長谷川(玲子)が、あなたからセクハラ被害を受けたというので調査しておりました」と

 

そんなこんなで上司から「辞めてくれないか」とクビを宣告されてしまう……

 

 

● 第20話 −Coming Soon−

 

 

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→【 ぼくは愛を証明しようと思う。3巻/立読み&レビュー

 

 

 

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